不動産ニュース/コラム一覧

マンション管理、相談は人、清掃はAI望む傾向

2017/11/18
スタイルアクト(株)は、「AI・ロボットによるマンション管理」に関する調査結果を発表した。 同社が運営するサイト「住まいサーフィン」の会員のうち、マンション購入済みの入居者等を対象にアンケートを実施。有効回答数は2,023。 調査では、「相談業務」(理事会運営、日常管理、リフォーム)、「受付・取次ぎ」(外部訪問者、共有設備、クリーニング・タクシー手配など)、「清掃」(共有廊下など)の業務に対して、「管理費が安くなるならAI・ロボットに任せても良い」から「管理費が高くなっても人間にお願いしたい」まで5段階の回答結果を得た。 5段階の回答結果に対し、「管理費が高くなっても人間にお願いしたい」度合いが最も高いものに+50ポイント、以降「管理費が安くなるならAI・ロボットに任せても良い」の度合いが高…続きを読む →

富山のマンションで物件案内にVR導入

2017/11/18
(株)穴吹工務店は、新築分譲マンション「サーパス磯部町レジデンス」(富山県富山市、総戸数98戸)の物件案内にVR技術を導入した。 販売事務所内に設けた専用スペースで、ユーザーに共用部を含めた建物内部を体感してもらう。一般的なマンションのモデルルームでは専有部の展示はあるものの、エントランスをはじめとした共用部についてはユーザーにイメージを持ってもらうことが難しいため、VR技術の導入に踏み切った。ユーザーはVR機器を装着し、専有部だけでなく共用部も疑似体験し、立体的に認識できる。 同物件は、富山地方鉄道(まいどはやバス)「磯部駅三丁目」停留所より徒歩1分に立地。敷地面積は4,106.59平方メートル・建物は鉄筋コンクリート造地上8階建て、延床面積は9,514.09平方メートル、専有面積は71.…続きを読む →

「目黒」「麻布十番」などで新築価格を維持

2017/11/18
(株)東京カンテイは、「築年帯に見る駅別利回り分布の分析」を公表した。新築・既存のマンションを購入して賃貸した場合の利回りの築年変化によって、マンションの価格下落のエリアリスクを考察したもので、同社データベースの中から事務所・店舗用途の住戸を除いた専有面積30平方メートル以上の登録事例を集計した。 首都圏全体の平均利回りは新築マンションが4.44%(平均坪単価284万8,000円、平均坪賃料1万536円)。これが、築10年のマンションは5.18%、築20年5.81%、築30年6.19%となった。平均坪単価は築10年で新築時の73.2%、築20年を超えると5割を割り込むのに対して賃料の場合は築30年でも新築時の64.4%の水準を維持するため、利回りが上昇する。同社では「裏を返せば、長期にわたっ…続きを読む →

消費者の先行き景況感、横ばいで推移

2017/11/18
(一社)日本リサーチ総合研究所は16日、消費者心理調査(CSI)10月の結果を発表した。消費者による今後1年間の見通し判断を調査したもので、調査期間は10月4〜16日、有効回収票は1,153。 消費者の景気、雇用、収入物価等に対する見通しの変化を反映した消費者心理の総合指標ともいうべき生活不安度指数は122と、前回調査(8月)の123からほぼ横ばいとなった。 国内の景気見通し指数は65で、2調査ぶりに改善。4調査連続で60を維持している。雇用の先行きは「不安」(58.8%)はほぼ横ばい、「不安なし」(33.3%)は2調査連続の低下。物価の先行きも、「上昇」(60.3%)見通しが2調査連続のマイナス。「変わらない」(24.2%)は2調査連続で小幅な上昇となっている。収入の先行きは、「増える」(…続きを読む →

静岡東部エリア初のららぽーと開発

2017/11/07
三井不動産(株)は9日に、「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと沼津」(静岡県沼津市)の開発に着手する。静岡県東部エリア初進出となる。 JR東海道線「沼津」駅から約2.5km、「片浜」駅から約2.0km、3月31日の都市計画変更により市街化編集された土地の中核に立地。計画地の南側は国道1号線、北側は拡幅整備された都市計画道路「金丘浮島線」に面している。 敷地面積は12万1,300平方メートル、延床面積17万2,000平方メートル。敷地内には計5,000平方メートルの緑地を整備。屋外イベントスペースを設けるほか、公共交通機関の発着場とる交通広場も整備する。 竣工・開業は、2019年秋の予定。

ワークスタイルの向上、生産性向上に寄与

2017/11/01
三井デザインテック(株)は31日、東京大学大学院経済科学研究科准教授の稲水伸行氏と共同で、「クリエイティビティに関する調査研究」を実施、結果を公表した。 生産性の向上に関してオフィスデザインの側面からアプローチし、職場風土やワークスタイルの向上とクリエイティブパフォーマンスに関する相関性を調べた。2月17〜27日、東京23区内の事業所規模100人以上のオフィスに務める25〜59歳の男女に対してインターネットで調査した。回答者数は2,938人。 職場風土とパフォーマンスに関する調査では、仕事の自由度や仕事のリソースのレベルを高めると、個人能力の高低にかかわらずクリエイティビティが向上。一方で、仕事の量やプレッシャー、仕事の挑戦度などについてもクリエイティビティは向上するが、行き過ぎると個人能力…続きを読む →

住み替え検討者の買いどき感、やや増加

2017/11/01
(株)リクルート住まいカンパニーは30日、2017年度9月度「『住まいの買いどき感』調査」結果を発表した。一般生活者を対象に、「買いどき(住宅の購入、建築・リフォームのタイミング)感」について調査したもの。大都市圏の20歳以上70歳未満の男女が対象で、有効サンプル数は5万7,925件。 一般生活者のうち、今が「買いどき」と感じている人は15.7%(17年6月調査比1.0ポイント減)と下降。前年同時期17.4%より1.7ポイント低い結果となった。都市別でみると、前回調査に比べ広島市以外のエリアで買いどき感が下降している。 住み替えやリフォームを検討している人の買いどき感について、住み替え検討者の買いどき感は39.9%(同0.4ポイント増)と増加。前年同月比でも0.7ポイント増加している。 検討…続きを読む →

上野の複合商業施設、新たな顧客獲得目指す

2017/11/01
J.フロント リテイリング(株)は、(株)大丸松坂屋百貨店、(株)パルコ、TOHOシネマズ(株)と、複合商業施設「上野フロンティアタワー」(東京都台東区)を11月4日に開業する。それに先立ち31日、報道陣に商業施設等を公開した。 同施設は、2014年春に松坂屋上野店南館が閉館後、建て替えを行なったもの。隣接する「松坂屋上野店本館」と連動し、幅広い世代が楽しめる店舗構成としている。 JR「御徒町」駅徒歩2分。敷地面積約5,800平方メートル、延床面積約4万1,000平方メートル、地上鉄骨造地下鉄骨鉄筋コンクリート造地上23階地下2階建て。 地下1階は本館地下1階とつながる「松坂屋」で、婦人靴や観光案内所機能を持たせた売り場「上野が、すき。ステーション」を開設。本館の2階にはカフェ「上野が、すき…続きを読む →

住宅価格指数、首都圏総合は4ヵ月連続下落

2017/11/01
(一財)日本不動産研究所(JREI)は31日、2017年8月の「不動研住宅価格指数」(既存マンション)を公表した。 00年1月を100とした場合の指数は、首都圏総合が88.49(前月比0.28%下落)と、4ヵ月連続の下落。5月以降徐々に上昇幅が縮小していた前年同月比は、0.54%の下落に転じている。 地域別では、東京都96.32(前月比0.20%下落)が4ヵ月連続で下落、神奈川県84.56(同0.33%下落)が2ヵ月連続で下落となった。千葉県は70.42(同1.58%下落)、埼玉県は72.09(同0.61%上昇)。

9月着工、持家・貸家・分譲すべてで減少

2017/11/01
国土交通省は31日、2017年9月の建築着工統計を公表した。 同月の新設住宅着工戸数は8万3,128戸(前年同月比2.9%減)、新設住宅着工床面積は658万4,000平方メートル(同3.9%減)と、いずれも3ヵ月連続で減少した。季節調整済み年率換算値は95万2,000戸(同1.0%増)で、3ヵ月ぶりに増加した。 利用関係別では、持家が2万4,883戸(同2.7%減)で、4ヵ月連続の減少。貸家も3万7,521戸(同2.3%減)と、3ヵ月連続で減少した。 また、分譲住宅は2万202戸(同5.3%減)で、4ヵ月ぶりに減少した。分譲住宅のうち、マンションは8,628戸(同9.2%減)と4ヵ月ぶりの減少、一戸建住宅は1万1,347戸(同2.2%減)と、再び減少に転じた。