住宅景況感、低層賃貸が大幅な落ち込みに

(一社)住宅生産団体連合会は30日、2017年10月度の「経営者の住宅景況感調査」結果を発表した。四半期に1度、過去3ヵ月の実績と今後3ヵ月の見通しを前年同期と比較して結果を指数化しているもので、住団連および傘下団体の法人会員18社のトップにアンケート(回答17社)を行なった。
17年度第2四半期(17年7〜9月)の受注実績は、総受注戸数はマイナス32(前期:マイナス38)、総受注金額マイナス23(同マイナス29)。戸数は6四半期連続のマイナス、金額も3四半期連続のマイナスとなった。各社からは、「前年を下回るが、高額商品は好調に推移し、1棟(戸)単価は上昇している」「展示場来場は比較的堅調だったが、顧客が住宅購入、リフォームに踏み切る決め手に欠け、商談の長期化が続いた」といった意見が寄せられた。
戸建注文住宅の実績では、受注戸数マイナス31(同マイナス38)、金額マイナス27(同マイナス18)に。戸数は6四半期連続でマイナスとなり、金額も2四半期連続のマイナスとなった。戸建分譲住宅の実績は受注戸数プラス6(同マイナス6)、金額マイナス6(同プラス6)。低層賃貸住宅の実績は、受注戸数マイナス58(同マイナス50)、金額マイナス25(同マイナス41)と、どちらも4四半期連続でマイナスとなった。リフォームの実績は、受注金額プラス40(同プラス14)となり、予測のプラス25を大きく上回る結果となった。
今後3ヵ月(17年10〜12月)の予測は、総受注戸数プラス11、総受注金額プラス15。「堅調に受注できる見通し」「戸建て、賃貸住宅、リフォームを含めプラスを予想」などと、強気の見通しもあったが、「今しばらく様子見傾向が続くと見ている」「注文住宅全体の受注は10〜15%低下する感がする」など、厳しい予測のコメントも寄せられた。
同日の報告会で、同連合会専務理事の小田広昭氏は、「企業の多くで決め手が欠ける中、商談が長期化している様子。長らく続いていた堅調がいよいよ終わり、全体的に悪い方向に傾いている。低層賃貸は予想をはるかに超えた大きな落ち込みとなった。ブームは去り、今後は特色を出していかないと厳しい状況。リフォームはプラスのコメントが並び、予想も好調を維持している」などと話した。

引用元: athome.co.jp