首都圏新築戸建て成約価格3ヵ月ぶりに上昇

不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社ネットワークにおける2017年9月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。対象は、登録物件は新築戸建て9,801件、既存マンション880件、成約物件は新築戸建て2,059件、既存マンション741件。
新築戸建ての登録価格は首都圏平均で1戸当たり3,470万円(前月比1.8%上昇)と5ヵ月ぶりのプラス。前年同月比でも1.5%上昇し、4ヵ月ぶりの上昇となった。
成約価格の首都圏平均は、3,410万円(同1.3%上昇)と前月比で3ヵ月ぶりの上昇。首都圏平均の前年同月比は0.6%下落し、2ヵ月連続のマイナス推移となった。地域別では、東京23区が4,744万円(同5.1%上昇)、東京都下3,628万円(0.7%上昇)、神奈川県3,663万円(同3.1%上昇)、埼玉県2,889万円(同1.3%下落)、千葉県2,723万円(同1.1%上昇)となり、埼玉県以外で上昇した。
09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が99.3(同1.7ポイント上昇)、成約物件が96.3(同1.2ポイント上昇)と共に上昇。3ヵ月連続で、成約物件の価格指数が登録物件を下回った。
既存マンションの登録価格は1戸当たり2,683万円(同3.6%下落)と3ヵ月ぶりの下落。前年同月比では4.7%上昇と、2ヵ月連続の上昇となった。
成約価格は2,876万円(同6.2%上昇)と、再びプラス。前年同月比では5.0%上昇。地域別では東京23区が3,608万円(同7.3%上昇)、東京都下2,588万円(同1.8%下落)、神奈川県2,247万円(同0.6%下落)、埼玉県2,122万円(同6.4%上昇)、千葉県1,941万円(同21.4%上昇)となった。千葉県で大幅上昇したほか、成約の約半数を占め、平均価格の高い東京23区でも上昇したことがプラスの要因となった。
09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が125.7(同4.7ポイント下落)、成約物件が144.4(同8.5ポイント上昇)。成約物件の価格指数が登録物件を18ヵ月連続で上回った。

引用元: athome.co.jp